今回は山田哲人選手のトレードの計画が、進んでいるという情報が出ているのでそれについて書いていきたいと思います。
画像提供元ヤクルトスワローズ球団ホームページより
ソフトバンクが大型トレードを敢行計画
情報によると「ソフトバンクが9月中に大型トレードを敢行する」ということです。
それも9月3日に国内FA権を獲得したばかりのヤクルト・山田哲人選手狙いということ。
国内FAの場合、日本シリーズ後に獲得に乗り出すのが決まりだが、今年はコロナの特別措置でトレード期間が9月末まで延長されていて、事情が大きく変わっています。
9月中に山田選手を“トレード”で獲得することが出来れば、ペナント奪回ばかりでなく、4戦3勝(1位チームに1勝のアドバンテージ)で優勝を決める上位2チームのプレーオフにも有利になって来ます。
意地でもロッテを打ち負かして日本一を目指すソフトバンクの究極の作戦。
ロッテがソフトバンクへ宣戦布告
今季が3年契約の最終年となる、井口資仁監督の大仕掛かがありました。
9月7日に巨人・澤村拓一投手(32)をトレードで獲得し、チームの士気を一気に高め、ソフトバンクに宣戦布告したことだ。
なぜこのトレードが宣戦布告にあたるのか。
今季の澤村の年俸が1億5400万円なのに対し、巨人が獲得した香月一也内野手(24)は650万円です(金額はいずれも推定)。
その差1億4750万円という“超格差トレード”であることに加え、巨人には左打者の層が厚く、一軍実績に乏しい香月の出番はそうそうありません。
つまり、逆転優勝を目指す井口監督が巨人の三軍の澤村に目を付け、原辰徳監督に“レンタル”を熱望したのです。
巨人にとっては悪くないトレード
原監督と澤村選手は反りが合わず、戦列復帰は難しい。
球団も高額な未使用物件を抱え続けるより、ロッテに選手報酬の支払いの肩代わりをしてもらった方が良策と判断したのでしょう。
来季年俸も合わせ、当面『1.5億円』節約できます。
ソフトバンクが激怒
巨人が結果的にロッテに“加担”したことで、ソフトバンクは大激怒。
山田の獲得計画には「ロッテ封じ」とともに巨人への報復意図が込められている。
ヤクルトは海外でポスティング
ヤクルトスワローズはコロナの影響で30億円超の赤字は必至。
山田が今オフに国内FAを宣言してチームを離れるなら、ポスティング移籍を認めてアメリカ・メジャーリーグに売り飛ばしたいと考えているでしょう。
しかし、米球界もコロナの打撃で緊縮財政にあり、巨人の菅野智之投手を除くと高額の入札金は望めないとみています。
「メジャーでは、’17年にレンジャーズからドジャースにトレードされたダルビッシュ有のように、FAイヤーの選手の途中放出は珍しくありません。
ポストシーズンに進めないと判断した球団は、その選手をトレードし、見返りを得るのが常套手段。
日本では前例はないが、今季は特別。
ヤクルトも今、山田選手を放出すれば、来季分も含めおよそ10億円が節約できます。
尚且つ優秀な若手有望選手が得られるという策略です。
山田選手にとってもソフトバンクは好条件
山田選手は移籍しても来季中に海外FA権が獲得でます。
ソフトバンクなら22年シーズンにもメジャー挑戦ができる。
その点、長期契約が前提の巨人では難しい。
日米の球界情勢が不透明なだけに、どちらにも進路が取れるソフトバンクへの移籍は山田選手にとってはとても良い巡り合わせになります。
今季、メジャーに移籍した筒香嘉智選手、秋山翔吾選手が苦戦していることも、様子見の要因になっているでしょう。
ソフトバンクが、山田を欲しがる理由
今季のソフトバンクは、15年に山田選手とともにトリプルスリーを達成した柳田悠岐こそ好調だが、昨季30本塁打の主砲・松田宣浩が不振です。
チームリーダーの内川聖一も二軍暮らしが続いている。
二塁手は定着しておらず、牧原大成、川島慶三、周東佑京が日替わりで出場しているが、ここに山田が加われば柳田との「トリプルスリー・コンビ」が誕生する。
その破壊力と人気は爆発すること間違いないでしょう。
ロッテが澤村選手を、獲得したことに勝利の方程式ができつつあります。
この堅固な要塞を打ち砕くためにも、トリプルスリー・コンビの完成は欠かせないのだ。
まとめ
最初はソフトバンクが、巨人の報復目的と感じましたが、内容を理解すると山田哲人選手にとってはとてもいい条件のように感じました。
メジャー挑戦というのが視野にあるとなると巨人よりソフトバンクの方が動きやすそうですし、またバレンティンとの、クリーンナップさらに柳田選手もいるとなると強力打線が再び甦りそうですね。
ヤクルトは複数年を断られているので、ポスティング制度を使いたいかなと思いますけど厳しいかもしれませんね。
何より今シーズンは電撃トレードなどが多いので情報が、出たらすぐに動き出しそうなので今月中は動向に注目です。
山田哲人選手についてはこちらの記事でも紹介しています。